妊娠を目指すうえで大切なのは特別なことではなく、日々の生活習慣を整えることです。
食事や運動、睡眠などを少し意識して見直すだけで体調が整い、妊娠につながる準備ができていきます。
今回は、食生活・運動・睡眠などライフスタイルの中で意識できる 5つのポイント をご紹介します。
毎日の習慣を整えて、健康的で妊娠しやすい身体を一緒に目指しましょう。
1. バランスの良い食事を摂りましょう
私たちの体は日々の食事から作られています。
食べた栄養が脳やホルモンの働きを支え、卵巣や精巣の機能にも大きく影響します。
食事で意識したいポイント
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1日3食を基本に、できるだけ規則正しい時間に食べる
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主食・主菜・副菜をそろえ、栄養バランスを意識する

健康的な食生活は妊娠しやすい体づくりだけでなく、生まれてくる赤ちゃんの健康にもつながります。
2. 体重を管理しましょう
女性の不妊原因のひとつとして、肥満や低体重が関係しています。
女性の場合
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痩せすぎ・太りすぎ → ホルモンバランスの乱れや卵巣機能低下を引き起こし、月経トラブルや排卵障害による不妊リスク増
男性の場合
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BMI30以上の肥満は、精子の数や運動率の低下と関係があると報告されています。
※妊娠に適したBMIは18.5〜24.99(男女とも)。
(BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m))
無理なダイエットは逆効果ですが、適正体重を目指して健康的な身体づくりを心がけましょう。
3. 適度な運動をしましょう
デスクワークや移動手段の変化で、以前より歩かなくなった方も多いかもしれません。
運動不足は血流の悪化や代謝の低下を招き、妊娠しにくい体質につながります。
運動による効果
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血行を改善し、骨盤内の血流を高める → 女性の生殖器官の働きをサポート
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身体機能を向上させる → 男性の勃起力や射精能力を高める
続けやすい運動の例
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ウォーキング
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軽いジョギング
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ヨガやストレッチ
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家事の合間にスクワットや軽い筋トレ

大切なのは「無理なく続けること」。
日常生活に取り入れて、習慣化していきましょう。
日常の習慣が「妊娠力」を高める
妊活のために特別なことを始める必要はありません。
「食事」「体重管理」「運動」といった、毎日の生活に取り入れられる基本的な習慣こそが妊娠しやすい身体づくりの土台となります。
小さな積み重ねがホルモンバランスや血流の改善につながり、妊娠力を高めてくれるのです。
次回は残りの2つのポイントをご紹介しますので、ぜひ続けてチェックしてみてください。
また鍼灸治療は血流の促進、自律神経やホルモン分泌のバランスを整え、妊娠しやすい身体づくりを根本からサポートすることができます。
どうぞお気軽にご相談ください。
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