妊娠しやすい身体づくりには、日常生活のちょっとした工夫が大切です。
先日ご紹介した「食事・体重管理・運動」に続き、今回は残りの 2つのポイント をお話しします。
ご自身のライフスタイルを振り返りながら、できることから取り入れていきましょう。
4. 喫煙・飲酒は控えましょう
喫煙
喫煙は妊活にとって大きなリスク要因です。
喫煙は卵巣・子宮の環境悪化を招き、妊娠率を低下させる要因となります。
また妊娠に至った場合でも低出生体重児や流産・早産の確率が高まることがわかっています。
男性の場合も精子の数が少なくなったり、勃起不全のリスクが高まると報告されています。
出産後には受動喫煙の影響も考えられるため、妊活中から禁煙を強くおすすめします。
飲酒
過度な飲酒は月経不順や排卵障害につながる可能性があり、卵子の質低下の原因となります。
男性も過度なアルコール摂取が精子の数や質に影響を与えるため、妊活中は飲酒量に気をつけましょう。
お酒の種類にもよりますが、毎日の飲酒や毎日でなくても1日にビール3杯以上のアルコール摂取は悪影響を与えるという報告があります。

カフェイン
カフェインはコーヒーや紅茶、緑茶だけでなく、チョコレートや栄養ドリンクにも含まれています。
1日の摂取量が多くならないよう、注意しましょう。
コーヒーのみだと1日2杯程度であれば問題ないであろうとされています。
5. ストレスを解消しましょう
正常なホルモン分泌を行う上でストレスは大敵です。
ホルモン分泌の司令塔である脳の視床下部や下垂体はストレスに弱く、機能が低下するとホルモンバランスが乱れ、排卵や子宮環境を整える上で問題が生じます。
男性にとってもストレスは精子をつくる能力に悪影響を与え、性欲の低下につながることもあります。
妊活中のストレスは避けがたいものですが、上手に発散して心身を整えていくことが大切です。
ストレス解消のヒント
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読書や映画で物語の世界に入り、気持ちを解きほぐす
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趣味を見つけて「一点集中できる作業」で心を無にする
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適度な範囲で食事や飲酒を楽しみ、我慢ばかり強いらないよう気をつける

自分に合った方法を見つけて、少しでも心を軽くする時間をつくってみましょう。
まとめ|生活習慣の改善で妊娠しやすい身体へ
妊娠しやすい身体づくりには、日常の小さな工夫が大切です。
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バランスの良い食事
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適正体重の維持
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適度な運動
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喫煙・飲酒を控える
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ストレスを溜めない工夫
この5つのポイントを意識することで、体調が整い、妊娠に向けた準備が進んでいきます。
当院では鍼灸の無料体験やカウンセリングも行っております。
「もう少し本格的に妊活に取り組みたい!」
「クリニックの治療以外にもできることを取り入れたい!」
という方はいつでもご相談ください。
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