毎日30℃を超える暑さが続く夏。

「暑くて食欲がない」
「冷たい飲み物ばかり飲んでしまう」
「エアコンで体が冷える」
「寝苦しくて睡眠不足…」
このような状態が続くと、体調を崩しやすくなるだけでなく、不妊治療中の体づくりにも影響する可能性があります。
妊娠しやすい体づくりでは、特別なことをするよりも、毎日の食事・睡眠・適度な運動など基本的な生活習慣を整えることが大切です。
今回は、夏に気をつけたいポイントを西洋医学と東洋医学の両方の視点からご紹介します。
猛暑が妊活中の体に与える影響とは?
暑さが続くと、次のような変化が起こりやすくなります。
① 自律神経が乱れやすい
屋外の猛暑と室内の冷房による温度差は、自律神経に負担をかけます。
自律神経は睡眠やホルモン分泌、体温調節などにも関わっているため、生活リズムの乱れを防ぐことが大切です。
② 水分・ミネラル不足
大量の汗をかくことで、水分だけでなくナトリウムやカリウムなどのミネラルも失われます。
脱水状態になると、だるさや頭痛、熱中症のリスクが高まるため、こまめな水分補給を心掛けましょう。

③ 冷え
暑い季節でも、
- 冷房
- 冷たい飲食
- 薄着
などによって、お腹や足元が冷えている方は少なくありません。
冷えを感じる場合は、衣服や室温を工夫し、無理のない範囲で体を温めることも大切です。
夏の妊活でおすすめの食事
栄養バランスを意識しながら、夏バテを防ぐ食事を心掛けましょう。
たんぱく質を毎食取り入れる
たんぱく質は筋肉や血液、ホルモンなど体を構成する大切な栄養素です。
おすすめ食材
- 魚
- 鶏肉
- 卵
- 豆腐
- 納豆
- ヨーグルト
夏野菜を上手に取り入れる
旬の野菜には水分やビタミン、カリウムなどが含まれています。
例えば
- トマト
- きゅうり
- なす
- ピーマン
- オクラ
などを食卓に取り入れるとよいでしょう。

※東洋医学では、夏野菜には体の余分な熱を冷ます働きがあると考えられています。ただし、冷えやすい体質の方は食べ過ぎに注意し、加熱調理を取り入れる方法もあります。
冷たいものを摂りすぎない
アイスや冷たい飲み物を完全に避ける必要はありませんが、摂り過ぎると胃腸の働きが低下し、食欲不振につながることがあります。
温かい汁物や常温の飲み物も組み合わせながら、胃腸への負担を減らしましょう。
夏に意識したい生活習慣
十分な睡眠
睡眠不足は疲労が蓄積しやすくなります。
寝室の温度や湿度を調整し、快適な睡眠環境を整えましょう。
軽い運動
暑い時間帯を避けて
- 朝の散歩
- ストレッチ
- ヨガ
などを行うと、血流改善や気分転換にもつながります。
熱中症予防のため、無理のない範囲で行うことが重要です。
冷房との付き合い方
冷房を我慢する必要はありません。
ただし
- 腹巻きを使う
- 靴下を履く
- 羽織り物を持ち歩く
などで冷え対策を行うのもおすすめです。
東洋医学からみる夏の体づくり
東洋医学では、夏は汗をかきやすく、「気(き)」や「津液(しんえき:体液)」が消耗しやすい季節と考えられています。
また、冷たい飲食が続くと胃腸の働き(脾胃)が弱くなり、食欲低下や疲れにつながると考えられています。
そのため、
- 消化の良い食事
- よく噛んで食べる
- 冷たいものを摂り過ぎない
- 適度に汗をかき、その後しっかり水分補給をする
といった生活を大切にします。
体質は人それぞれ異なるため、鍼灸ではお一人おひとりの状態に合わせて施術を行います。
妊活中におすすめのツボ
三陰交(さんいんこう)
【場所】
内くるぶしの最も高いところから指4本分ほど上、すねの骨の内側。
東洋医学では婦人科領域でよく用いられる代表的なツボです。
やさしく5~10秒押し、数回繰り返しましょう。
足三里(あしさんり)
膝のお皿の下から指4本分ほど下、すねの外側。
東洋医学では胃腸の働きや全身の活力を整える目的で用いられることがあります。
関元(かんげん)
おへそから指4本分ほど下。
腹部を冷やさないようにしながら、優しく温めるセルフケアも取り入れられています。
まとめ
夏は暑さだけでなく、冷房や冷たい飲食、睡眠不足などによって体調を崩しやすい季節です。
不妊治療中は、
- 栄養バランスの良い食事
- 十分な睡眠
- 適度な運動
- 冷え対策
- ストレスをため込まない生活
といった基本的な生活習慣を整えることが、体づくりの土台となります。
東洋医学では、一人ひとりの体質やその日の状態に合わせたケアを重視します。
「夏になると毎年体調を崩しやすい」「冷えや疲れが気になる」「妊活中の体づくりについて相談したい」という方は、無理をせず、ご自身に合った方法を一緒に考えていきましょう。
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